7.高い管理費、安い積立金、ゼロに近い通帳…~明らかになった管理実態にさらに驚愕!~
前回までのあらすじ
現地調査を終え一通りの報告を終えた私は、北村氏の質問を受け建物診断プロセスを説明しながら再度問題の大きさを説明しました。そして、さらにまた驚くことが…
第2章 現場調査と現状報告「4」
高い管理費、安い積立金、ゼロに近い通帳…~明らかになった管理実態にさらに驚愕!~
長い報告を終えやれやれと思ったのも束の間、あらかじめ用意しておくようにお願いしていた管理会社から提出された過去の書類を見てさらに驚きました…
管理会社に支払っている「管理費」は世間相場からしても安くありませんでした。ちなみに管理費の額ですが、一般的には専有部分の床面積を基準に判断します。知っていましたか? ただ、マンションの規模、エレベーターの有無、駐車場の形態などの要素が絡むので一概には言えないところでもあります。あくまで目安です。
なお、一般的な相場をふまえますと㎡あたり@180円以下ならまぁまぁとされます。みなさんのマンションはいかがでしょうか? さて、では肝心のこのマンションはと言いますと、、、規模が小さいとはいえ、エレベーターも駐車場もないのに@230円以上の管理費でした! しかも!入居当時からこの金額を支払っていたのです。驚きです。
さらに、です。それに比べると「修繕積立金」のほうは異常に安い金額でした。つまり、購入直後から管理会社には高い管理費を支払っていたのに、自分たちの将来に備えるための積立金は安い金額しか積み立てていなかったということです。購入したままの状態で一生暮らせるわけではないというのに…
しかも!です。これだけではないのです! これだけならまだよかったのですが(よくないですが…)、積立金の残高が、、、なんと、ほとんど「ゼロ」だったのです! しかも!今まで何の修繕に使われたかも不明なのです。繰り返しですが、決してフィクションではありません。私自身、まさか自分がこうした場面に遭遇するとは思いませんでしたが現実なのです。そして、預金通帳の名義は…(つづく)