大規模修繕工事の不適切コンサルタントについて
こんにちは。重松マンション管理士事務所の重松です。
昨年11月、マンションリフォーム技術協会(MARTA)が会報で「不適切コンサルタント問題への提言」を公表しました。
同時に、私のブログでも「マンション大規模修繕工事における談合の実態について(2)」をリリースし、不適切なコンサルタントの手口を紹介したうえで注意を喚起させていただきました。
実は、今年になってこの問題について国土交通省から、日本マンション管理士会連合会に通知がありました。
通知文のタイトルは「設計コンサルタントを活用したマンション大規模修繕工事の発注等の相談窓口の周知について(通知)」というものですが、その内容は
- 現状の課題
- 課題解決に向けた取組みの実現
- 相談窓口の活用
・管理組合と利益相反の立場に立つコンサルタントの存在が指摘されている。
・その事例の紹介
・工事の発注は利益相反等に注意すること
・実際の取り組み事例の紹介
・相談窓口の紹介
という構成になっています。
具体的な内容については、通知文をご覧いただければと思いますが、内容は先般公表されたMARTAの提言や私のブログと同じです。
また、最後に記載してある相談窓口の件ですが、時間が発覚してから相談なさってもあまり意味がないと思いますので、できることなら最初から信頼できるコンサルタントに相談しながら進められたらよいと思います。
私のブログについても、多くの方から賛同や共感のご意見をいただきましたし、管理組合からのご意見やお問合せもずいぶんありました。
何点かご紹介すると、
- 既に大規模修繕工事を実施してしまったが、今思えば完全にやられてしまったと思う。
- 想像はしていたが、そこまで酷いとは思わなかった。今後の参考になった。
- 悪いのは設計事務所だけでなく管理会社も同罪
- そのうち、不適切マンション管理士も出てくるのではないか。
- 管理組合が、見積金額の安さだけで設計事務所を選定する限り、談合はなくならない。自業自得だ。
等があります。
私自身も考えさせられるご意見もありましたが、大規模修繕工事において、当事務所が開設以来訴えてきたことがようやく理解されるようになったことは喜ばしい限りです。
これからは、談合に頼らず自社の実力と品質で勝負する工事会社が多くなってくることに期待したいと思います。