地震後のマンションの建物点検を実施しました。
今回の東日本大地震では多くの方が亡くなり、また被災し大変な災害となってしまいました。
私も心が痛みますが、お見舞いを申し上げるとともに、被災された方々の一日も早い立ち直りをお祈り申し上げます。
幸いなことに、私が住んでいる千葉市内は、美浜区の海岸沿いを除いてはマンションに対する地震の大きな被害は確認されていませんが、今後の余震の状況なども分からないので更なる注意が必要だと思っています。
重松マンション管理士事務所が今年からお世話になっているマンションでは、管理会社との契約に基づき定期の建物診断が予定されていましたので、それに合わせて地震の被害状況の確認をすることにしました。
当日は私も調査に立ち会いました。
当日の様子
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|全戸に対して事前アンケートを実施し、今回の地震でベランダに被害が出ていないかを確認し、確認する必要がある住戸を選定しました。
約300戸の団地ですが、午前と午後に分けてベランダの立入り調査を実施しました。
やはり開口部の周囲にひび割れや、コンクリートの欠損が散見されました。|この写真は、マンション周辺の敷地から1階の住戸の専用庭付近を撮影したものです。
建物の基礎と、専用庭の塀の基礎部分に被害が出ています。|
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|開放廊下から、外部に出る通路の部分です。
今回の地震で損傷を受けていることが分かります。|屋上の防水を中心とした点検です。
現在のところ雨漏れは発生していませんが、表面のトップコートの劣化と防水層の浮きが目立っています。
13年経っているのでそろそろ改修を考える時期に来ています。|
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|壁面塗装の塗膜の付着強度試験です。
定番の試験としてこのほかに、タイルの付着強度試験と、コンクリートの中性化試験を実施しました。
現場の数字は、基準値以上の数値であったことは確認しましたが、後日正式の報告書としてまとめてもらい、修繕委員会と理事会に報告してもらうことにしました。|バルコニー調査における被害箇所は、開口部周辺と手摺壁の打継部に多く見られました。
この管理組合では2年後を目途に大規模修繕工事を予定していますので、今回の被害の修繕工事については、緊急性を要するものと、大規模修繕工事のときまで待って一緒に工事をしてもよいものに層別する作業が必要となります。
層別作業は、技術面や費用面だけでなく、専用使用している居住者の気持ちにも配慮して進めていることを確認しました。|

グラフィック:http://twitter.com/#!/broccolitree