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【レポート】UR(都市再生機構)八王子研究所の特別公開

5月25日~26日にUR(都市再生機構)が八王子の研究所の特別公開を行いました。
未来型マンションの勉強をするつもりリで、訪問してきました。(入場無料)
当日は、URで研究しているテーマに基づいた発表や、普段経験できない地震の状態などを勉強してきました。
いい経験になりましたよ。


八王子駅から、タクシーで1500円程度
この日は送迎用バスも出ていました。

まず最初に訪問したのは、ユニバーサルデザインの部屋です。
最近はバリアフリーとは違った視点で「ユニバーサルデザイン」が注目されています。
ここで紹介するテーマは、高齢者の1人暮らしをサポートするデザインです。

ロン・メイス氏によるユニバーサルデザインの定義(提案)です。

高齢者の生活状況にあわせてユニットを組み合わせ、合理的に生活ができるような計画を模型により説明しています。
ここでは、旧公団分譲の南側の6畳タイプの部屋を改造することを前提としています。

落ち着いた木目調の食事台ですが、実はこの下は浴槽になっています。
このスペースで、食事と入浴が可能です。
なお、浴室の排水が気になるところですが揚水ポンプを利用した排水システムが既に実用可能となっていますので心配ありません。

同様のコンセプトで清潔感のあるトイレと洗面設備です。

車椅子生活者にも便利なキッチン
私も試して見ましたが、健常者でも車椅子でも両方OKです。

次は「ユビキタス」のコーナー
ここでは、外出先からパソコンを利用してペットの状況を確認したり、エサを与えたりすることが可能です。

自動給餌設備には、テレビカメラが設置されペットの状況が映し出されます。
もちろんこのワンちゃんは電動のぬいぐるみです。
でもかわいかったですよ。

次は「地震防災館」この施設の「売り」は自身が体験できる装置です。
消防署が訓練のときに持参する起震車よりもはるかに精度が高いものです。

専門の説明員による地震波の説明
新潟県中越地震、兵庫県南部地震、平成19年能登半島地震の3つの自身についてそれぞれの特徴を説明してくださいました。
地震波形の詳細データーはこちらです。

いよいよ地震体験です。
私も上記3通りの地震を全部体験しました。
床に座って、バーをしっかり握っていたにもかかわらずすごい揺れを感じました。

この施設は「屋上緑化」です。
実はこの写真はコンクリート製建物の屋上です。
季節の建物で実施する際は、重量の問題や根が躯体に及ぼす影響、パラペット周辺の納まりなどいろいろと考慮して実施する必要がありますが、屋上に緑があるのはとても心が和みます。

URの専門の職員による説明を聞いています。

コンクリートの病気1(問題点)
「中性化」
赤くなっている部分は正常な部分でアルカリ性の状態です。白い部分は中性化が進行している状態で、中の鉄筋が腐食して鉄筋コンクリート本来の強度が維持できなくなります。

コンクリートの病気2(問題点)「鉄筋の錆」
コンクリートの割れ目などから入ってきた水分が中の鉄筋と反応して錆が発生し、最後はコンクリートを押し出して破損している状態です。
「爆裂」が発生する要因です。

給水管の材料を年代ごとに紹介しているサンプルです。

1980年ごろまでは鉄製鋼管(白ガス管)を使っていたところが多かったのですが、それ以降は直管部分は塩ビ樹脂コーティングが一般的となってきました。
最近は継手の腐食を防止するための「管端コア」も普及しています。

最新タイプの給水管です。
材質はプラスチック(ポリスチレン)で、恐らく30年以上は交換不要といわれています。

今度は「SI住宅」をテーマにした部屋です。
スケルトン(躯体)の状態で引き渡されますので、中のレイアウト等は自由に実施できますが、配管スペースや排水勾配の確保には床下のスペースは欠かせません。

床下に給水、排水の配管をまとめた例です。

URが研究している「雨水処理システム」の模型です。
敷地内に降った雨は、なるべく早く浸透させて、貯水や散水、ビオトープの水源等に利用します。

一緒にお勉強に行った財団法人マンション管理センターの主席研究員廣田信子先生
この日は午後から目いっぱい見学してさすがに少々疲れました。
自然素材を生かした部屋で一休み。この部屋は、和紙、木材、繊維などをふんだんに使用してリラックスできる部屋です。マンションにあればとても贅沢に感じました。
このあと、最終便のシャトルバスで帰りました。