8.丸投げの危険性。何と総会すらなかった!~やりたい放題にされていたマンション~
前回までのあらすじ
現地調査を終え一通りの報告を終えた私でしたが、管理会社から提出された過去の書類を見て、驚愕の管理実態を知ることに…
第2章 現場調査と現状報告「5」
丸投げの危険性。何と総会すらなかった!~やりたい放題にされていたマンション~
相場よりも高い管理費。異常に安い修繕積立金。しかも預金残高はゼロに近く、おまけに何の修繕に使われたかも不明。これだけでも十分驚きですが、この修繕積立金の預金通帳の名義は、、、そうです、この管理会社でした。
最近はこうした問題が表面化しているので気をつけている管理組合も多いと思いますが、みなさんのマンションはいかがでしょうか? 不安な方は今すぐチェックしてみてください。今すぐ、です!
さらに私は「今まで定期総会は開催されていましたか?」と北村氏に聞いてみましたが、驚くことに「定期総会」がどのようなものかも理解していなかった上に「そんなものは開かれたことがない。」とのこと。本当に驚きの連続です。
今の管理会社は完全に「マンション管理適正化法」に違反している状態で、私もこの時ばかりは驚きを超えてあきれ返ってしまいました。でも、こうしたことが現実的にあるのだということを身をもって知ることが出来ましたし、私、つまりマンション管理士の必要性を再認識した時でもあります。私が活動の根本に「マンション管理の主体はあくまでも管理組合である」という考えを持っているのは、無関心で丸投げの危険性を、こうした事例や過去の理事長経験なども含め、身をもって知っているからなのです。丸投げは楽です。でも、住んでいるのはみなさんです。任せられる部分は任せればいいのですが、無関心はとにかく問題なのです。
さて、これまで全くと言っていいほどマンション管理に無関心だった北村氏ですが、数々の問題を目の当たりにし、とうとう重い腰を上げます。いよいよ動きます!(つづく)